2014年5月4日日曜日

【読了】去年の冬、きみと別れ

【読了】去年の冬、きみと別れ

内容(「BOOK」データベースより)

ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。彼は、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、死刑判決を受けていた。調べを進めるほど、事件の異様さにのみ込まれていく「僕」。そもそも、彼はなぜ事件を起こしたのか?それは本当に殺人だったのか?何かを隠し続ける被告、男の人生を破滅に導いてしまう被告の姉、大切な誰かを失くした人たちが群がる人形師。それぞれの狂気が暴走し、真相は迷宮入りするかに思われた。だが―。日本と世界を震撼させた著者が紡ぐ、戦慄のミステリー!

著者について

1977年愛知県生まれ。福島大学卒。2002年『銃』で新潮新人賞を受賞しデビュー。04年『遮光』で野間文芸新人賞、05年『土の中の子供』で芥川賞、10年『掏摸<スリ>』で大江健三郎賞を受賞。『掏摸<スリ>』は世界各国で翻訳され、アメリカ・アマゾンの月間ベスト10小説、アメリカの新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」で2012年の年間ベスト10小説に選ばれ、さらに13年、ロサンゼルス・タイムズ・ブック・プライズにもノミネートされるなど、国内外で話題をさらった。他の著書に『何もかも憂鬱な夜に』『悪と仮面のルール』など。
公式HP:http://www.nakamurafuminori.jp/

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中村/文則
1977年愛知県生まれ。福島大学卒。2002年『銃』で新潮新人賞を受賞しデビュー。04年『遮光』で野間文芸新人賞、05年『土の中の子供』で芥川賞、10年『掏摸(スリ)』で大江健三郎賞を受賞。同作品は世界各国で翻訳され、アメリカ・アマゾンの月間ベスト10小説、アメリカの新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」で2012年の年間ベスト10小説に選ばれ、さらに13年、ロサンゼルス・タイムズ・ブック・プライズにもノミネートされるなど、国内外で話題をさらった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

感想

終わり方が秀逸な作品でした!
ミステリー小説も何冊か読んでるので、読みなれてきたのかもしれないけれど
「きみ」とか「あなた」が多い作品だとか、
時系列、場面転換がガラッと書いてたりする作品ってのは、
読み手が主人公だと思ってる人を錯覚させたりする手法の本が多かったりするけど
この本も若干そうだったけど、終わり方がちょっと秀逸で、
こういう終わり方、いいかもって思いました

あとは、芥川龍之介の「地獄変」と、カポーティの「冷血」という本が作品に名前が出てきたので
数珠繋がりで読むとすれば、この2つ。
あと、この著者のほかの本も読んでみたくなった。



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